
What is nestaly
全てのcitypopfunたちへ
皆さんはcitypopと呼ばれる音楽ジャンルを知っていますか。1970年代に日本で作られた都会的なサウンドが特徴的な音楽です。近年YouTube上で日本の古いアニメ映像などと組み合わされた動画が数多く上がり世界的なブームとなっています。現代でもなお作られ続けています。そんな音楽を演奏し、楽しみ、そして自分たちの手で自主制作することが目的のプロジェクトです。
・毎月1回のミーティング
・バンドの結成
・citypopのカバー
・楽曲制作
・メンバーによる各バンドのプロデュース
(バンドそれぞれが他のバンドに対して楽曲を作成、提供すること)
・ライブ
Nestaly is a project which make citypop. We are looking forward to project members.
activity
meeting onece a month
band formation
cover citypop
produce each other members
live

Please to listen our music
nestalyとして制作していきたい音楽を知っていただくためにまずは一聴していだだきたいです。下に設立者が制作した曲の一部を公開しております。参加を検討されている方、興味のある方はぜひお聴きください。Please to check nestaly music.

How to join nestaly
現在メンバーを募集しております。楽器経験の有無は問いません。初心者歓迎、もちろん経験者も歓迎しております。
入会資格
citypopが好きな方
official gmail, twitter ,instagram,上記のどれかからご連絡下さい。入会の詳しいご案内、質問の対応をさせていただきます。
requirement for membership
People who like citypop
please send gmail,DM for twiter and instagram.
what's new

project in Eggs
インディーズ音楽配信サイトEggsにても楽曲をお聴きいただけます。https://eggs.mu/artist/nestaly

Todays citypop
For you 1982 山下達郎より
Spakle 作詞 吉田美奈子 作曲 山下達郎
山下達郎さん、青山純さん、難波弘之さん、伊藤広規さん。それに吉田美奈子さんが作詞で参加というまさに鉄壁の布陣で制作された作品です。中でもspakleを今回は取り上げたいと思います。とにかくこの曲は爽やかの一言に尽きます。特にギターフレーズに注目して頂きたいです。Amaj7とG#m7の繰り返しと、コードは恐ろしく少ないにも関わらず飽きさせないギターのカッティング。秀逸とはまさにこのことです。音数を減らすとチープになったり味気ないものになりがちですが一切そういうったことがなく洗練された軽快なサウンドを奏でます。名人だからこそ出来る技に他なりません。これからの夏になるのにかけて聴きたくなる爽やかなこの一曲、是非聴いてみてください。

Todays citypop 2
SONGS 1975(SUGAR BABE)より
Down town 作詞 伊藤銀次 作曲 山下達郎
Suger babeは山下達郎さん、大貫妙子さん、村松邦男さん、鰐川己久男さん、野口明彦さんによるバンドです。そんな彼らが作ったsuger babe の唯一のアルバムがsongsです。中でもDown townは傑作中の傑作と言っていいでしょう。楽曲全体を通してまず私は「都会的」の三文字を感じます。エレキのメロディー運びにしてもドラムのリズム感にしても気取っていないのにも関わらず品を讃えているように思います。曲全体を通してボーカルにギターがかなり絡む印象が強く、groovyなギターサウンドを堪能できます。サビ前のドラムも心地がいいです。コーラスワークにも注目です。まさにcitypopのお手本のような楽曲ではないでしょうか。

Todays citypop 3
SUNSHOWER 1977 大貫妙子 より
都会 作詞 作曲 大貫妙子
大貫妙子さん に山下達郎さん、坂本龍一さん、細野晴臣さんとかなりのビッグネームアーティストの3人とクリストファー・パーカーさんをドラムに迎え制作された楽曲です。どこかマービン・ゲイを思わせるドラムのリズムと少し憂いのあるようなボーカルが病みつきです。中盤に入るシンセサイザーの音色もどこか艶やかな響きで大都市のもつ魅力を存分に表現しています。どこか憂鬱で満たされない感覚と離れがたい街の陰影とでも言いましょうか、まさにemotinalな曲です。個人的に横に体を揺らしたくなるような曲が好きなのですがこの曲は間違いなく横揺れでリズムを取りたくなる曲の筆頭格です。夜景を見ながら聞けばもうそこはcitypop内にだけ存在する美しい都市が見えて来ますよ。

Todays citypop 4
風街ろまん はっぴいえんど より
風をあつめて 作詞 松本隆 作曲 細野晴臣
日本語ロックの草分け的存在、はっぴいえんどというバンドをご存知でしょうか。
松本隆さん、細野晴臣さん、大滝詠一さん、鈴木茂さんと全員が邦楽史に残るようなアーティスト達により結成されたバンドです。そんなバンドのセカンドアルバムが風街ろまんです。今回はこのアルバムの収録曲の一つである「風をあつめて」に焦点を当てていきます。今まで特集してきた曲とはうって変わってどこか長閑さを讃えた曲です。アコースティックギターに合わせて伸びやかに歌い上げる歌詞。ですが不思議と長閑は長閑でも、田舎の長閑さでは無く避暑地とか別荘があるような都心から少し離れた高級住宅地に漂う長閑さを感じます。おそらく、歌詞がこの長閑さの根幹を成しているのではないでしょうか。松本隆さんの確かな教養から紡ぎ出される美しい文章。歌詞単体だけでも成立しそうなぐらいの美しさと言っても良いでしょう。しかし、細野晴臣さんの作るメロディーによって詩に奥行きと物語性が付加され、良質な文学作品としての魅力とリスナーへある種の理想的な心の故郷を与える魅力という2つの魅力を兼ね備えた作品に仕上がったのではないかと思います。ぜひ、珈琲片手にこの曲を聞いて自分だけの心の故郷を夢想してみてはいかがでしょう。

Todays citypop5
竹内まりや variety より plastic love
昨今のvaperwave、future funkの火付け役、citypopの中で最も有名な曲。それがplasticloveです。プロデュース山下達郎さん、作詞作曲竹内まりやさん、バックコーラスに大貫妙子さん、ドラム青山純さん、ベース伊藤広規さんというこのクレジットだけでも名曲になるべくして作られたと言っても過言ではないでしょう。山下達郎さんのギターカッティングに乗せられて奏でられる魅力的な女性のアンニュイな感じが都会の煌びやかな暮らしにさす影というのか贅沢な憂鬱というのかそういうある種の内面の満たされない感情を見事に引き立てています。コードを見ていってみるとGm7、C7、Am7、Dm7を繰り返すカッティングの心地良さは他に類を見ないほどです。7thのコードが入ることで俗に言うお洒落なサウンドに仕上がっているのだと考えております。皆さん、ぜひお聞きください。

TODAYS CITYPOP 6
山下達郎 SPACY より LOVE SPACE
山下達郎さんがアレンジャーのチャーリーカレロのスコアを徹底的に研究して制作されたアルバム、SPACYよりLOVE SPACE のご紹介です。
爽やかな印象のイントロから心地よいギターバッキング。このような綺麗なサウンドをミドルテンポに乗せて演奏する。もうかカッコ良すぎるの一言です。やはり村上ポンタ秀一さんのドラムだからでしょうか、気持ちよく横に揺れながら聞くことができます。ぜひ休日のお昼に聞いてみてください。日光が差し込みたまに吹く風を浴びながらこの曲を聴くとそれだけで贅沢な休日が完成しますよ。

TODAYS CITYPOP7
大滝 詠一 A LONG VACATION より 君は天然色
作詞 松本隆 作曲 大瀧詠一
松本隆 さんがご自身の若くして亡くなった妹を思って作詞したことが有名な曲です。曲自体は終始アコースティックギターやシンセサイザーなどで構成された爽やかなサウンドが特徴的です。それに反して歌詞から漂う哀愁や悲しみ、諦観と言った心情が垣間見れます。このギャップこそこの曲の最大の魅力だと考えます。スローなドラムに乗せて紡がれるメロディーは真夏を静かにさりげなく盛り上げてくれそうです。これから次第に夏めいて来るでしょう。この曲が皆さんの今年の夏を盛り上げてきてくれるでしょう。

TODAYS CITYPOP8
吉田美奈子 LIGHT'N UP より LIGHT'N UP 作詞 作曲 吉田美奈子
ダンサブルなドラムとピッコロ、フルート、アルトサックス、ギターが絡み合い、吉田美奈子さんの伸びやかで透き通った声が光る一曲です。ドラムの四つ打ちを核にfunkテイストのギターフレーズ、アルトサックスのsoloとととても聞き応えがあります。バックの演奏が素晴らしいことがお伝え出来たかと思いますがこの曲がcitypop
の名盤と数えられる最大の要因は吉田美奈子さんのボーカルにあるかと考えます。強弱の付け方、声の伸び、声の響きどれをとっても素晴らしいの一言しか出ません。
この曲のリズムに乗せて踊らない方が難しいほどです。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP9
はっぴいえんど はっぴいえんど より 春よ来い
日本語ロックの夜明けともいうべき名盤はっぴぃえんど、通称ゆでめんですがどれも名曲ぞろいですが、今回は春よ来いを取り上げたいと思います。上京した人が故郷を思いしっとりと歌い上げた一曲ですがエレキギターの歪みのせいかただ故郷に帰りたいということだけを歌っているようにも思えません。後半の歌詞にも出てきますが、上京したからには何か成し遂げとてやろうと言った情熱や若者にしか許されない不安定かつ前向きな気持ちとでもいうのでしょうかそういったものを思わずにはいられません。何かに挑戦している人のある種の応援歌的な側面もあるかと思います。サウンド面で言えば先程も言いましたが歪みではないかと。ロックにありがちな強力でインパクトはあるが芯のないサウンドではなく音の中音域がしっかりと押し出された音に仕上がっているかと思います。それが私に上品という言葉を使わせたのではないか思います。

TODAYS CITYPOP9.5
ナイアガラトライアングルvol.1 より パレード
軽快なキーボードフレーズとギターリフが絡み合い独特の浮遊感のある一曲です。大瀧詠一さん、山下達郎さん、伊藤銀次さんという超豪華メンバーの合作であるナイアガラトライアングルですが、この曲はもともとsuger babeという山下達郎さんを中心とするバンド用に書き下ろされたものであるそうです。山下達郎さんの伸びやなボーカルがトランペットやキーボードの主旋律で支えられていて、いい意味で少し音像の荒い録音がlofiの要素を与えてサウンドを綺麗にまとめています。現代の録音技術に比べて音像がぼやけていることなどもcitypopの魅力かと思います。是非様々な角度からこの曲を楽しんでみてはいかがでしょう。

TODAYS CITYPOP10
松任谷由実 悲しいほどお天気 より 影になって
早いものでもうTODAYS CITYPOPも10回目となりました。インスタ,twitterでも宣伝しておりますがメンバー大募集中でございます。興味のある方質問だけでもどしどし応募dmお待ちしております。
さて今回はcitypopを語る上で欠かせない松任谷由美さんの悲しほどお天気より影になってです。AOR感全開のギターリフとR&Bによくみられる後ろノリのドラムで始まります。これだけですでに体でリズムを取りたくなる音楽なのですがここにコーラスが入り上品に曲を引き締めています。適度に力が抜けたボーカルが乗ることでsoulmusic感が強調されます。松原正樹さんと吉川忠英さん2人の16ビートバッキングはマリーナ・ショウの歌うfeel like making love のデビットT・ウォーカーとラリーカールトンのギターを想起させます。これを都会の夜景を見ながら聞けばそれだけで素敵な自分だけの夜が完成します。贅沢な夜をこの一曲とともにお過ごしください。

TODAYS CITYPOP11
鈴木茂 BAND WAGON より 砂の女
安部工房が書いた同名の小説がありますが今回は曲である砂の女をご紹介します。はっぴいえんどのメンバーにして日本屈指のギタリストの鈴木茂さんの楽曲です。
最初のコーラスエフェクターがよく効いたギターフレーズは,聞くと「あ,砂の女だ」とわかるほどアイコニックなフレーズです。キーボードがギターフレーズの合間に入り込むことで曲に夜の雰囲気を足しています。ファルセットが特徴的なボーカルも味わい深くギターボーカルはついついやりたくなってしまう一曲ではないでしょうか。また,山下達郎さんのカバーもありますのでカッティングに重きをおいた砂の女もお楽しみください。

TODAYS CITYPOP12
山下達郎 GO AHEAD ! より BOMBER
今まではギターに注目したセレクトでしたが今回は趣向を変えてベースが光る一曲をご紹介しようかと思います。king of citypopの名で海外でも知られるようになった日本音楽界の重鎮,山下達郎さんの楽曲であるBOMBERです。冒頭からのスラップベースによるフレーズが特徴的です。コード間の切り替えに見られる粘りが心地よいです。そこに入るギターフレーズも秀逸です。なんといってもベースsoloを聴いていただきたいです。曲のグルーブ感をそのままに自己主張もしっかりとしている演奏かと思います。一言 で言うなら品の良いベースと言えるかと思います。極上のスラップベースに酔いしれながら過ごす時間をお楽しみください。

Start to making new piece
この度,当project初の楽曲制作を決定いたしました。多くの方に聴いていただくに相応しい楽曲にしますので楽しみにしていてください。

TODAYS CITYPOP13
山下達郎 CIRCUS TOWN より windy lady
シカゴソウル色全開なsoulナンバー,それがwindy ladyです。デビットTウォーカー,さかいゆうなどの超実力派にカバーされていることからもこの曲がいかに洗練されているかわかるのではないでしょうか。
基本,キーボード,ギター,ベースが絡みながら進行していき管楽器も途中入るといったクラシカルな構造ですが飽きることがありません。ギターコードにしてもボーカルにしても比較的シンプルです。このシンプルさこそ腕があればあるほどこの曲の魅力を引き出すこと由縁なのではないでしょうか。シンプルであるが故に一音一音が重要になりその演奏する人の個性をより引き出すとでも言いましょうか,弾き手の実力で無限に魅力的に響く曲なのだと思います。ぜひオリジナルはもちろん個性豊かなカバーも同時にお楽しみください。

How to enjoy citypop1
今回は曲の紹介ではなく,曲の楽しみ方を提案する企画,How to enjoy citypopをお届けします。不定期でこの企画は続けて行こうかと考えております。
第一回のおすすめの聴き方は一つの楽器に注目して聴くということです。全体を俯瞰的に聞くことが多いと思いますが,一つの楽器やパートに注目して聞くことでなぜその曲が好きなのかがわかるキッカケになったり,曲を構造的に理解することができるようになります。なんとなくこの曲が好きというのも素敵ですが,あえてそれを明確にするという楽しみ方も乙なものです。玄人みたいな気分になれますよ。

TODAYS CITYPOP14
村田和人 ひとかけらの夏 より 一本の音楽
アグレッシブなエレキでスタートする夏を爽やかに彩ってくれる一曲。それが一本の音楽です。ヴォーカルにハリがありよく響いています。これは自論ですが圧倒的な歌唱力を持つヴォーカリストはその声を聞くだけで体が鳴っていることがわかります。体を文字どうり楽器として使いこなしているのです。村田和人さんもその一人です。リズミカルなバッキングと甘い歌声がクセになる一曲です。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP15
松原みき POCKET PARK より 真夜中のドア〜stay with me
Spotifyバイラルチャートのグローバルチャートで1位を獲得したcitypopの代表曲。それが真夜中のドア~stay with meです。シンセサイザーとコーラスで始まり,後ろノリのドラムとギターのカッティングでcitypop特有のグルーブを作り上げています。透明感と絶妙な強弱のボーカルで都会にいるからこそ感じる憂鬱を表現しています。citypopがworld standardであると証明した名曲をお楽し みください。

TODAYS CITYPOP16
ピッチカート・ファイブ 東京は夜の7時〜the night is still young~ より 東京は夜の7時
今までは70sから80sの曲をメインに紹介してきましたが,本日は90sの曲をご紹介しようかと思います。最近東京事変の浮雲にカバーされたことで記憶に新しい方もいらっしゃるであろう東京は夜の7時です。bpm182とかなりテンポの速い曲です。現代の感覚から言ってもかなり速い部類です。しかしただ勢いに任せて盛り上 がっては下がる繰り返すようなことはありません。ボーカルは歌詞によって形成される美しい東京をグルーブ感を持って歌い上げています。時折入るシンセサイザーやメインのメロディーを奏でるキーボードで都会的サウンドに仕上げています。美しいある種のユートピアを東京に投影しているかのような感覚を覚えさせる曲ではないでしょうか。東京にお住まいの方は特に聞いていただきたい。自分の住む都市の知られざる魅力を発見する良い機会になるのではないでしょうか。

HOW TO ENJOY CITYPOP 2
少しずつ好きなミュージシャンの曲を聞いてよりそのミュージシャンの作る音楽を理解したいと思っているそこのあなた!
良い方法をお教えします。そのミュージシャンが影響を受けたというミュージシャンの曲を聞いてみてください。どことなく共通点が見られたり多くの発見があります。それ昨今ディグるというのです。ディグっていきましょう。

TODAYS CITYPOP17
芳野 藤丸 YOSHINO FUJIMAL より who are you
冒頭のカッティングのグルーブ感がたまらない曲をご紹介します。 芳野藤丸さんのwho are youです。 R&Bのようなグルーブ感のカッティングで始まり管楽器が加わることで楽曲をより大人な雰囲気に仕上げています。
伸びの心地いいボーカルとバックのカッティングだけで何回でもループして聴きたいほど高いクオリティーです。ボーカルを中心に様々な楽器が絡むことで聞き手が飽きることもないです。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP 18
佐藤博 awakening より you’re my Baby
揺れるシンセサイザーがスローなテンポで奏でられるchillpopmusic。 それがyou’re my Babyです。男性と女性のボーカルが絡み合いながらしっかりと歌い上げています。曲の合間,合間に入るベースが曲にグルーブ感を与えています。上質なグルーブに身を任せてみませんか。ぜひお聞きください。

HOW TO ENJOY CITYPOP3
響きを楽しむ
曲を聴く環境はそれぞれだと思いますが,ヘッドホンなどをして曲を聴くことだけに集中してみてください。そうすると普段だと聞き逃していた音が聞こえたり,曲を俯瞰することで曲全体の響きを掴むことができます。
伸びやかだったり迫力の中の繊細な音などに気が付ける絶好の機会となるはずです。ぜひお試しください。

TODAYS CITYPOP 19
山下達郎 IT'S A POPPIN' TIMEより Pink Shadow [ブレッド&バターの楽曲をカバーしたもの]
トランペットと山下達郎さんのギターカッティングの絡みが秀逸な一曲。それがpink shadowです。soulを基本のスタイルとしてそれぞれの楽器がそれぞれバランスを保っているのが素晴らしいです。
また山下達郎さんのボーカルも良い意味で控えめで上品に曲を引き締めていて声も楽器のように全体の調和を考えて調整しているような印象を受けます。ぜひお聞きください。

HOW TO ENJOY CITYPOP4
曲の原流を尋ねて
Citypopをより深く楽しむ方法として,好きな曲またはアーティストが影響を受けた音楽を聴いてみることをお勧めします。好きな曲のエッセンスともいうべきものを発見したり自分のそのcitypopに対する理解がより深いものとなっていきます。私の場合はソウルなどのブラックミュージックやdooupといった音楽のスタイルに出会うことが出来ました。今ではそのジャンルを好んで聴くぐらいです。ご自身のお好きな曲の深い理解のために知らない音楽を尋ねるというのもなかなか乙なものですよ。

TODAYS CITYPOP20
竹内まりや variety より マージービートで唄わせて
どこか懐かしさを讃えたドラムのビートとギターサウンドが印象的な曲です。バックコーラスが楽器としてバックの楽器演奏と馴染んでいるせいか人の声でなせる技とは思えません。竹内まりやさんのしっとりとした歌声と懐かしいサウンドが見事にリンクしている作品だと思います。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP21
大貫妙子 Grey Skies より 街
ボサノバを思わせるような爽やかな曲です。ギターの粘りのある弾き方や憂いを帯びたボーカル。sugerbabeサウンド全開のコーラス。細かく聴き込めば聴き込んだけ様々な表情を見せてくれる楽曲です。liveバージョンの方がcitypop感は強いと感じましたのでオリジナルと合わせてお聞きください。

TODAYS CITYPOP22
はっぴいえんど はっぴいえんど より いらいら
日本語ロックの草分け的存在、はっぴぃえんどのファーストアルバム、通称ゆでめんからの紹介です。いらいらという曲ですが基本的にロック調です。ファズの聞いたギターサウンドと少し雑みのあるボーカルスタイルによってイライラしていることを表現しているのですが程よい歪みと言いますか荒々しさ心地よさが同居している不思議な感覚です。何か怒りたくなるようなときに来てみてください。こんなにも洒落た怒りの表現があるのかと驚くはずです。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP23
山下達郎 GO AHEAD より paper doll
乾いたテレキャスターの音色とドラムの組み合わせが秀逸な一曲です。山下達郎さんの押さえ気味のボーカルとコーラスやカッティングによって紡がれるblack music感の強いグルーブ感は達人にしか出せないものだと痛感します。他の達郎さんの曲よりも良い意味で控えめなのも堪りません。是非お聞き下さい。

TODAYS CITYPOP24
はっぴいえんど 風街ろまん より 夏なんです
爽やかなアコースティックサウンドにのせて都会の夏を歌いあげた曲です。一つ一つの言葉が曲に広がりを持たせています。まさに叙情
的という言葉がぴったりと合うかと思います。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP25
吉田美奈子 FLAPPER より ラムはお好き?
横揺れしたくなるリズムとリズミカルなボーカルが魅力的な曲です。キーボードの奏でる主旋律が味わい深く、ボーカルの重ね録りによって曲の大人な雰囲気に奥行きを与えています。何度聞いても飽きること無い曲です。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP26
吉田美奈子 MONSTERS IN TOWN より TOWN
冒頭からベースラインが光る一曲です。吉田美奈子さんの伸びやかな歌声とfunkyなバックトラックによって本家blackmusic顔負けのグルーブ感がたまりません。曲全体に躍動感がありながらもしっかりとしたビートをkeepすることで思わず体を揺らしたくなるようなサウンドに仕上げています。ぜひお聞きください。

TODAYS CITYPOP 27
大滝詠一 幸せな結末 より 幸せな結末
音圧と曲の響きの豊かさが素晴らしい楽曲です。スローテンポなリズムに合わせて楽器がそれぞれ最大限鳴っていると思えるほど響きで曲に奥行きが生まれています。long vacationの「君は天然色」や「カナリヤ諸島にて」にも共通して言えることですが夏をどこか彷彿とさせる爽やかさがあります。これこそ大瀧詠一さんの真骨頂ではないでしょうか。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP28
松任谷由実 昨晩お会いしましょう より 守ってあげたい
映画の主題歌として世に出た楽曲です。冒頭とサビの多重のコーラスがとても心地よいです。シンセサイザーやアコースティックギターとエレキギターによって浮遊感や煌びやかなサウンドを構築しています。柔らかな煌びやかさというのもcitypop特有の音の魅力かと思います。是非お聞きください。

recording
メンバーによるデモ音源の制作をを行いました。新曲鋭意制作中です。

HOW TO ENJOY CITYPOP5
ミュージシャンの癖
好きなミュージシャンの演奏法や歌唱法の癖に注目してみましょう。プロの演奏にしかないグループ感の構成要素の一つを体感的に学ぶことができるのでオススメです。

TODAYS CITYPOP29
Pizzicato five Bellissima! より 誘惑について
スローテンポのリズムに合わせて美しいボーカルが光る一曲です。ボーカルは後にoriginal loveを率いる田島貴男さんです。田島貴男さんというと野太く大人の男の色気があふれる野太いボーカルのイメージですが,そのイメージとは一線を画すハイトーンのボーカルが病みつきです。ボーカルの重ね録りをしていると箇所が特に心地よいです。ファルセットも綺麗です。スローテンポを刻むギターやシンセサイザー,その他楽器も煌びやかなサウンドです。全体的に煌びやかな印象の楽曲です。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP 30
FLIPPER’S GUITAR CAMERA TALK より young,Alive,in Love/恋とマシンガン
Citypopの進化系,渋谷系からのチョイスです。小沢健二さんと小山田圭吾さんらのユニットFLIPPER’S GUITARは中でも中心的な役割を果たしたと言ってもいいでしょう。そんな彼らの楽曲である本曲ですがまず冒頭のコーラスが気持ち良すぎます。間髪入れずに続く小沢健二さんのどこか少年性の残る若々しい歌声がマッチして上品にして爽快な楽曲に仕上がっています。中盤のギターソロも小洒落ていて何度も聴きたくなります。是非お聞きください。

How to enjoy citypop6
音楽とファッション
これはcitypopに限った話ではなく,全ての音楽ジャンル(soulとかジャズとか…)に言えることですが音楽のジャンルに対応したファッションスタイルが存在します。citypopで考えてみると80sに流行ったモノトーンファッションが当てはまるのではないでしょうか。現在の流行りのファッションスタイルにビッグシルエットがありますがモノトーンのものをよく見かけるのは少なからずcitypopが今現在流行っていいることと関係性があるかと思います。ミュージシャンのアーティスト写真やアルバムやシングルのジャケットをファッションに注目してみることでこのような気づきがあるかもしれません。もしこれからそれらのものを見かけることがあればこの記事を少し思い出していただければ幸いです。

TODAYS CITYPOP31
吉田美奈子 TWILIGHT ZONE より 恋は流星
スローテンポに芯のあるボーカルが光る一曲です。シンセサイザーやエレキギターで力を少しぬ浮いたようなテンポ感のバックトラックが都会特有の気だるさのようなものを彷彿とさせます。そこに中音域の響きがしっかりとした歌い方のボーカルが乗ることでしっかりとリズムを刻んでいるにも関わらず緩さもあり往年のsoulによく見られるグルーブ感がしっかりとあります。管楽器やコーラス,ベースにしても全てにおいてリズムの取り方が秀逸です。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP32
小沢健二(featuring スチャダラパー) LIFE より 今夜はブギー・バック(nice vocal)
今日は渋谷系の代表曲を紹介です。一つのフレーズを淡々と弾くギターやドラムにのせて軽めのvocalとラップ。この曲はシンプルという言葉に尽きると思います。作曲をする人間として毎回頭を悩ませているのですが,1フレーズをただひたすらに繰り返す曲というのは相当に曲の構成や音色を考えに考えぬいて作らないと単調で聞き手を飽きさせてしまいます。ですがこの曲は1フレーズにリズミカルなvocalやラップを飽きさせないテンポ感で切り替え,コーラスやベースを絡ませることで絶妙な抜け感(ここではつい力を抜いて聞き入ってしまったり体でリズムを取りたくなる感覚)を曲全体に与えています。この抜け感を作れるかどうかがまさに作曲家としてのセンスなのかもしれません。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP 33
松任谷由実 14番目の月 より 中央フリーウェイ
爽やかなギターリフに合わせてメロディアスに東京の風景の一部を切り取った一曲です。ギターリフの粘りが心地よくヴォーカルもいい具合に力が抜けていてついつい横揺れで聴きたくなります。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP33
sugar babe songs より show
Citypopを語る上で外せないバンド,sugar babe の楽曲です。全体的に明るく爽やかなサウンドです。リズムセクションが前に出ており,そこに山下達郎さんの厚みのあるボーカルやコーラスによって曲に奥行きを感じることができます。是非お聞きください。

HOW TO ENJOY CITYPOP 7
音楽と時代観
音楽の流行とその時代の雰囲気というものには相関関係があると私は考えています。不景気や世界が全体的に沈んでいる時に暗めの曲が多かったりと言った具合にです。自分の聞いている音楽がリリースされた時代に想いを馳せながら曲を聴くことによって作曲時の心境などを少し感じることができます。

TODAYS CITYPOP 34
大貫妙子 cliche より 色彩都市
どこかstingのEnglish man in NY を彷彿とさせるリズムとシンセサイザーと大貫妙子さんの透き通ったヴォーカルが光る一曲です。全体的に線の細いサウンドで曲名通りの色彩の豊かに各楽器が共鳴している印象を受けます。エレキギターのコーラスエフェクターやボーカルのコーラスの響きが浮遊感を強くしています。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP35
大貫妙子 mignonne より 4:00A.M
Soulテイスト全開の一曲です。ベースラインにしろギターフレーズにしろsoul感あふれるグルーブ感が感じられます。管楽器やコーラスによって曲を上品に仕上げつつ,伸びやかに歌い上げるボーカルによってとっつきやすく体を自然と揺らせるのが魅力です。どうしても本格派サウンドととっつきやすい音というのは共存できにくいのですがそれを両立させていることにこの曲の凄さがあります。

HOW TO ENJOY CITYPOP8
現代のcitypop
今までは主に1970年代から1980年代に作られたものを中心に扱ってきました。しかし90年代にも2000年代2010年代にも名曲と言えるcitypopが多くあります。当プロジェクトとしては今後そちらも扱っていきたいと考えております。是非お楽しみに。

MV 制作決定
新曲をmvと共にリリースすることを決定いたしました。お楽しみに。

TODAYS CITYPOP35
大滝詠一 EACH TIME より ペパーミント・ブルー
透明感のあるコーラスとミドルテンポのアコースティックギターやストリングス。爽やかなサウンドの上質なポップスです。一音一音の空間全体の響きが他とは類を見ないほど綺麗です。属に言うウォールオブサウンドを単横できる一曲ではないでしょうか。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP36
Sugar babe songs より 蜃気楼の街
Citypopを語る上で避けては通れない大名盤songsからのチョイスです。
冒頭の風鈴の音やコーラスによって昼下がりの街角に一気に引き込まれます。穏やかなボーカルに優しくギターが華を添えると言った具合の音の響きあいが印象的です。長閑な上品さが曲全体を通して感じることができます。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP37
吉田美奈子 Flapper より 夢で逢えたら
作詞大滝詠一さん,編曲に山下達郎さんとビッグネームが制作に関わっている曲です。夢の中での再会を歌うという大変ロマンチックな曲ですがバックにはストリングスやパーカッションとたくさんの楽器による演奏,所謂ウォールオブサウンドが花を添えています。豪華な演奏に乗せてロマンチックな雰囲気に包まれてください。

TODAYS CITYPOP38
山下達郎 circustown より last step
ライブで演奏されることがかなり稀な曲です。doo up中心のバックトラックが秀逸です。声の響き一つとっても空間を意識させられるほどとにかく広がりがあります。r & bリズムに乗せて入るコーラスやボーカルはグルーブ感抜群です。是非お聞きください。

HOW TO ENJOY CITYPOP9
名曲の裏側
基本的に曲の中心のメロディーはミュージシャン本人が作りますが,往々にして細部は別のプロデューサーが作成することがあります。好きな曲が同じプロデューサーによる監修であったりも多々あります。
プロデューサーごとに曲を探すというのもなかなか面白いのではないでしょうか。

HOW TO ENJOY CITYPOP 10
リスニング環境と好み
昨今,様々なリスニング環境が登場しています。cd,サブスク,レコードと一つの曲でもいくつもの選択肢を選ぶことができるわけです。そこで私は気に入った曲を様々な媒体で聞いてみることをおすすめします。
「〇〇の曲はレコードで聞くのが良い」と言ったような情報が様々あると思いますが絶対的な万人にとっての最適解と呼べる音質はないと私は考えております。現代の最新のテクノロジーによる解像度が高いサウンドがいいと思う人もいればレコードのアナログ的なローテクサウンドを好む人もいます。もっと言うと一曲一曲によって自分の好みのリスニング環境が異なることだってザラにあります。(かくゆう私もその一人ですが)百聞は一見にしかず,ならぬ百聞は一聴にしかずとでも申しましょうか,とにかく食わず嫌いせず様々な媒体で聞いてみてください。自分の好きな曲がまだ見せてくれなていなかった魅力を知ることができるかも…

TODAYS CITYPOP39
sugar babe songs より ためいきばかり
状況描写が多く風景が浮かびます。現代の所謂クリアーな録音とは別の解像度が低い録音からくる空気感と音のきが心地よいです。各楽器が共鳴しているような感覚を覚えるほど一体感のある演奏も素晴らしいです。

TODAYS CITYPOP40
松任谷由実 COBALT HOUR より ルージュの伝言
スタジオジブリの名作映画「魔女の宅急便」の挿入歌として皆さんが認識しているであろうこ の曲ですが,この曲自体をcitypopとして紹介したいと考えこの記事を書くことにしました。まず,メインの旋律を構成するピアノとギターのテンポ感,コーラスに注目して聞いていただきたいです。洋楽のoldaysの影響が色濃く,響きを大切にしていることが伺えます。citypopの全体的に言える大きな特徴として古き良き洋楽を重んじたサウンド構成をすると言うものがあると私は考えています。参加しているミュージシャンも豪華です。山下達郎さん,吉田美奈子さん,大貫妙子さんとビッグネームばかりです。一流のミュージシャンたちによる古き良きoldays サウンドリスペクトの一曲として聴き直していただくと今までとは違う聞こえかたがするのではないでしょうか。

TODAYS CITYPOP 41
ティン・パン・アレー キャラメルママより ソバカスのある少女
浮遊感のあるサウンドが癖になる一曲です。ストリングスやシンセによって曲の奥行きをリスナーに意識させアコースティックサウンドとの調和によってくどくならない程度に揺れるサウンドへと仕上げています。是非お聞きください。

HOW TO ENJOY CITYPOP 11
曲の特徴
一度自分の好きな曲を思い出して些細なことでも共通点と思えることを書き出してみてください。一度客観的に自分の好みを把握することで今後出会う好きな曲を深く分析することの手助けになります。一度騙されたと思ってやってみてください。

TODAYS CITYPOP42
はっぴいえんど HAPPY END より 風来坊
はっぴいえんど最後のアルバム,HAPPY END からの選曲です。はっぴえんど独特の詩世界とミドルテンポのドラムとそれに絡む各楽器のハーモニーがある種の諦観やどこか引いて世の中を見ているとでも言いましょうか,どこかシニカルな印象を受けます。私にとってのはっぴえんどの魅力はこの都会的でどこかシニカルさを伴う雰囲気です。その空気感を感じていただけたらと思います。

HOW TO ENJOY CITYPOP12
音楽と時間
快適な環境で音楽を楽しむために時間帯を意識してみましょう。

HOW TO ENJOY CITYPOP13
音楽のスタイルの背景
様々なジャンルの音楽がある中でみなさんのの好きなジャンルがそれぞれあるかと思います。そのジャンルの成立した歴史的背景を学ぶとより深くその音楽ジャンルを理解し楽しむことができます。

TODAYS CITYPOP43
NIAGARA TRIANGLE Vol.1 より パレード
少し潰れたようなキーボードの音が癖になる一曲です。山下達郎さんの若々しい声がよく響き,後ろのりのブラックミュージック譲りのグルーブを感じることができます。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP44
吉田美奈子 light`n up より 頬に夜の灯
スローなギターバッキングと伸びやかなボーカルが素晴らしい一曲です。ドラムやギターの絶妙なリズムが曲に奥行きと所謂後ろノリを作っています。夜景を見ながら聴くととても満たされた気持ちになれます。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP 4 5
吉田美奈子 IN MOTION より LOVIN’ YOU
AORの雰囲気全開の一曲です。ヴォーカルの響きについて何度も言及してきましたがこの一曲で響きが曲に与える影響というものを再認識することができます。奥行き,曲の物語性,深みと言い換えることができるかもしれません。音として聴き心地が良いのはもちろんのこと,それ以外の要素にもある程度影響を与えるものであると言えるのではないでしょうか。響きに重きを置いてお聞きください。

HOW TO ENJOY CITYPOP 14
グルーブとは…
今回の項目は私の完全な私見です。様々な考え方や捉え方があるかと思います。一つの形としてお伝えしたいと思います。曲にはそれぞれのリズムがあります。リズムには表と裏があります。そのどちらかの拍で一定間隔で刻むことでリズムを刻むわけです。人間がリズムを刻む時,この拍のタイミングに微妙なズレが生じます。ズレの中でも,心地よく感じるズレが存在します。このズレを含んだリズムをグルーブのあるリズムと私は考えています。これは楽器を演奏する人や歌う人それぞれが持っているもので,このグルーブに注目するだけで音楽をより詳しく分析的に聞く手助けになるのではないでしょうか。

TODAYS CITYPOP46
Pizzicato five Bellissima! より マジカル・コネクション
渋谷系を語る上で欠かすことのできないピチカート・ファイブの楽曲です。アコースティックサウンドを中心にスローテンポの演奏によってリスナーがノリやすいサウンドに仕上げています。一音一音に浮遊感があり聞いていると体の力が抜けてリラックスできそうです。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP47
山下達郎 spacy より 素敵な午後は
スローテンポにギターとキーボードの絡みがとても綺麗です。各プレイヤーが自由に演奏しているせいか音に躍動感があります。これこそDTMなどでは絶対に表現できない味わいではないかと思います。是非お聞きください。

HOW TO ENJOY CITYPOP15
モノラルか,ステレオか,ファーストプレスが最高なのか
音源や曲によっては全く同じ作品でもステレオバージョンとモノラルバージョンが両方存在しているものがあります。レコードやcdを買うときに疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。この違いはレコーディングした当時の録音技術に関係しています。レコーディングした当時にステレオの技術がなかった場合,後年にステレオバージョンがリリースされたわけです。さて,ここからが本題です。このようなステレオとモノラル,レコードとCDとハイレゾ音源,このようなバージョンが複数存在する作品のなかでどれが「音質的に優れているのか」についてお話しします。結論から言うと,これが絶対的に優れていると言うものはなく,聞き手によって変わると言うことです。聞き手によって変わるとは,「聞き手が求める音像によって変わる」と言うことです。例えば,ミュージシャンがスタジオで演奏した音に近ければ近いほど良いとする人にとってはモノラルの初版レコードが最適解になります。なぜなら,録音した当時のミックスに手が加えられていないからです。純粋にクリアで解像度の高く立体的に聴きたい人にとってはステレオやハイレゾが最適となります。このように「レコードの音質の方が良い」とか,「モノラルの初版のレコードが絶対に音質が良い」と言うことはないと思っています。実際私は,一度全く同じレコードの初版と,後年に発売されたものとcdを聴き比べたことがあります。聞いた感想としては確かに違いはあるが万人にとって絶対的に良い音源があるのかと言われるとそうとは言えないのです。まさに個人の好き好きと言う一言に集約できます。聞き手の求める音像は千差万別,絶対などありはしないのです。この記事を見てくださった皆さんには噂等に惑わされず,純粋に聴き心地の良い媒体を探していただきたいと思っています。

TODAYS CITYPOP 48
山下達郎 spacy より solid slider
Spacyは個人的に好きなアルバムなのでこの作品からの紹介が多くなっている気がします。さて,本題の曲ですがドラムとベースがいかに重要なのかというのを体現した一曲です。裏拍をきっちりと取りながら多少揺れがあることでボーカルを引き立てています。是非極上のグルーブをお楽しみください。

HOW TO ENJOY CITYPOP 16
好きな音楽を自己分析
皆さんは「なぜ〇〇の曲が好きなのだろう」と言う疑問を持ったことはありませんでしょうか。今回はその点を深掘りして行きたいと考えています。私は曲を細分化して構造的に分析することをお勧めします。例えばこの曲のイントロのギターのフレーズが好きであるとか,全体的に後ろノリ のリズムが一貫しているのが良いと言った具合にパーツに細く分けて考えたりメロディーラインの切り替えるポイントであったりポリリズムであったり全体を俯瞰するような分析も面白いです。これを行うことで本質的になぜ好きなのかを理解する手助けになるかと思います。

TODAYS CITYPOP 49
佐藤博 awakening より I CAN'T WAIT
シンセサイザーが印象的な1曲です。洋楽を思わせるリズムにギターとシンセサイザーが伸びやかに響き合っています。そこに響きが豊かな英語のvocalを入れ曲全体にしっかりと統一感を出しています。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP 50
ティン・パン・アレー キャラメル・ママ より 月にてらされて
緩やかなリズムとメロディーが心地よい一曲です。コーラスやキーボードの音といい往年のサウンドど真ん中です。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP51
ラッツ&スター SOUL VACATION より Tシャツに口紅
艶やかなヴォーカルが素敵な一曲です。doo wop色全開でblack musicの影響が大きく見受けられます。良質なハモリを堪能できるのも魅力です。soulのvocalワークの良いお手本と言っても良いかと思います。是非お聴きください。

TODAYS CITYPOP52
はっぴいえんど はっぴいえんど より 抱きしめたい
日本語ロックの先駆者,はっぴえんどからの一曲です。初めてこの曲を聞いた時,直感的に何か好きだと感じましたが歌詞を見てもいまいち理解できないと思った中学生の頃の思い出があり,個人的に思い入れのある一曲です。
スローテンポでアコステイックサウンドとベースが心地よく響いていて抑揚が少しきいたボーカル。理屈うぬんいう前にこの手のどこか古めかしい曲が自分は好きなんだと自覚したきっかけとなったのです。今回は具体的なサウンドの解説をあえて行いません。とにかく聞いてみてください。このcitypopに繋がるサウンドの源流を直感的に体感してみてほしいからです。たまには理屈抜きで聞くのも乙なものです。今回はこの辺で…。

HOW TO ENJOY CITYPOP 17
citypopの芸術的側面,商業主義的側面の考察
Citypopの世界的ブームの火付け役となったvaporwave,futurefunkですがこれらのジャンルに対して懐疑的な意見や捉え方についての議論を目にすることがあり,今回は私なりの意見をここで紹介できたらと思い筆を取っています。まずvaporewave,futurefunkとは何なのか整理する必要があるかと思います。商業的な目的で製作された広告や作品と商業音楽を組み合わせたもののことをだと私は解釈しています。このvaporwave及びfuturefunkは商業主義的なマテリアルを用いて商業主義や資本主義的消費に異を唱えるというアンチテーゼがあるというのも大きな要素です。いわば,フォークのようにある種の考え方を提唱するツールとしての側面が強い音楽と言えるかと思います。ところが近年,「商業主義」を重ねられがちな大企業がvaporwave及びfuturefunk的なアプローチの広告や商品を打ち出しているという現実があります。この商業主義を揶揄していたはずが商業主義に使われるという皮肉とも言える状況なのです。この現状を鑑みて,例えばvaporwaveは死んだというような言い方をされています。確かにvaporwaveの担うメッセージ的側面は弱くなっているかもしれません。しかしこれは一音楽ジャンルであるという理解を思い出していただきたい。そう,これは主義主張の伝達装置であると同時に芸術的作品でもあるのです。所謂大企業が自社の宣伝に使うということはターゲットとする不特定多数の客層の大部分に対して自社の商品にプラスのイメージを付与すると認めているということです。これはこれらのジャンルが市民権を獲得したという言い方もできるのではないでしょうか。今まで一部のマニアにしかその価値を理解されていなかったものが認められたのです。一つの優れた芸術ジャンルが公に認められていくという健全なサイクルが現代にもあるという証明にもなるのです。どうしてもどんなアーティストも支持者がいなければ続けることが出来ません。このようなブームは必ずしも悪影響だけをもたらすのではなくむしろ芸術としてより確固たる地位を確立するきっかけとも取れるのではないでしょうか。この一連のブームを音楽的に支えたcitypopもまた芸術としてより良い段階へと段階が進んでいっているのです。今citypopと呼ばれる音楽を実際に作っていたミュージシャンたちは誰も「自分はcitypopを作っている」と思っていたわけではないのだからcitypopという枠組み自体に疑問を持っている方もいるでしょう。しかし時代の潮流や成立背景そして長い時間を経て再評価されている現状を踏まえてこの枠組みはあっても良いと思うのです。時代の選別に耐え,成立背景やサウンド的特徴が類似している音楽群に名称をつけ後世の人間がそれに感銘を受けその名を標榜しその音を奏でる音にも意味はあるのだと信じています。その素晴らしさを普遍的に昇華していく過程として,後世にまで伝えていくために…。

TODAYS CITYPOP 53
ピッチカート・ファイヴ Bellissima! より カップルズ
煌びやかなサウンドが まさにcitypopど真ん中と言えるものです。響きも豊かで心地よく,田島貴男のヴォーカルを引き立たせています。是非お聞きください。

HOW TO ENJOY CITYPOP18
音楽とファッション2
How to enjoy citypop 6,7でも取り上げた内容ですがさらに深堀していけたらと思います。音楽にせよファッションにせよ時代の鏡としての機能があるのではないかということです。混迷の時代に明るく派手な楽曲や服装は好まれず質素であったりシンプルであると言った具合です。その時代を生きる人の潜在的不満や欲求の吐口として機能したり,逆にその時代の華やかさや輝きを体現していたりと時代とその時代に生きる人々の表現とも言えるのではないでしょうか。生活に根ざしていてそれでいて自由度が高くある意味誰でも参加することのできる意見の表明となっているのです。昨今のコロナウイルスの蔓延も我々のファッションや音楽によって表現されていくと思います。ゆとりがあるようでないこのもどかしい感じがスローテンポの曲調やシンプル&ビッグシルエットに現れていると個人的に考えています。満ち足りているようでそうでない感じとでもいいましょうか…。

TODAYS CITYPOP 54
吉田美奈子 TWILIGHT ZONE より uptown
吉田美奈子さんの伸びやかでいて力強いvocalが光る一曲です。音数も比較的少なく中心がvocalであるということを強く意識させられます。根底にはr&bがあるということもかなり強い主張として受け取ることが出来ます。上質なpopsには各playerの技巧が所々垣間見れるものです。この曲もその例に当てはまります。是非じっくり聞いてみてください。

Radio project
時期はまだ未定ではありますが当プロジェクトのラジオ形式のコンテンツを製作,放送することを決定いたしました。お楽しみに。

TODAYS CITYPOP55
吉田美奈子 MONSTARS IN TOWN より KNOCK KNOCK
これぞblack music 全開といった曲です。後ろノリのベースとドラム,ボーカルの響き方,声質を惜しみなく活かしています。soul系のcitypopの教科書的な曲であるといっても良いかと思います。

TODAYS CITYPOP56
細野晴臣 HOSONO HOUSE より 恋は桃色
はっぴいえんどのメンバーでありymoのメンバーである細野晴臣さんのsoloとしての代表作であるhosono houseからのセレクトです。曲全体としてはっぴいえんどをどこか彷彿とさせるものがあります。ミドルテンポで広がりのあるサウンドです。かなりとっつきやすい曲ではないかとも思います。是非お聞きください。

HOW TO ENJOY CITYPOP19
リズム
これまで度々グルーブやリズムについて言及することが多かったのでリズムとcitypopの関係性について書いていこうかと思います。一般的な「citypop」の捉えられ方は「お洒落な音楽」かと思います。ではその「お洒落さ」はどこから来るものなのでしょうか。それはズバリ,リズムではないでしょうか。洋楽のような後ろノリのリズムによるところが大きいのです。後ろノリの曲は洗練された印象になりますし都会的なサウンドになりやすいと個人的に考えています。もちろん,コード進行や楽器それぞれの音色など100%リズムでお洒落になるわけではないです。しかし大きな役割を果たしていることは確実です。

HOW TO ENJOY CITYPOP20
ライブとCD音源
「cdはいいんだけどライブに行ってみてガッカリ」といった経験はありませんか?私はあります。こういったことはCD音源にどれほどの人の手が加えられているのかに関係しています。プロデューサーやディレクター、スタジオミュージシャンといった具合に。これらの人の力によってオリジナルよりも良い音になるわけです。しかし、CITYPOPにおいてはこのような状況はあまりみられません。それはミュージシャン達の技量によるものです。一人一人が腕利きのミュージシャン達によって作られているためそのようなことが起こりにくいのだと思います。CITYPOPを作るといった以上CD音源と同等、いやそれ以上のパフォーマンスをできるようにしたいものです。

TODAYS CITYPOP 57
Suchmos LOVE & VICE より STAY TUNE
現代におけるcitypopブームの土壌を形成した2010年代を代表するバンドSuchmosからの紹介です。honda「ZEVEL」のcmsongとして知っている方もおられるかもしれません。いわゆるロックが主流でR&B等が流行りにくい日本音楽シーンにおいてR&B,black musicを背景とした音楽を浸透させた功績が大きいかと思います。これが後のcitypopブームのきっかけとなったのです。さて曲に関してですが、後ろのりのsoulです。ファルセットを駆使したヴォーカル,R&Bカラー全開のベースとドラム,black musicの影響が色濃く見手通れるギターフレーズとどれをとってもとてつもない完成度です。音数は多いですが決して喧嘩し合うことなくうまく調和している当たり玄人だからこそなせる技です。このような作り込まれた上質なpopsが国内で受け入れられたということは日本の音楽にとって大きな意味を持つと思います。このような上質で作り込まれた音楽を聴く層が広がったことは,昨今の国内におけるcitypopの受容の促進に貢献しているのです。

HOW TO ENJOY CITYPOP21
ボーカリストと曲の完成度
世間的にボーカリストは歌がうまければ(技術的に)良いという認識だと思います。もちろんその解釈が完全に間違っているわけではありません。しかし、必ずしも正統派の上手いボーカリストがいいわけでもありません。味わい深い癖などもあります。俗にいう下手ウマとでも申しましょうか、ともかく正統派だけがボーカリストとして素晴らしく曲を上質にするわけではありません。

TODAYS CITYPOP58
Yogee New Waves to the MOON e.p. より to the moon
前回に引き続き現代のcitypopに焦点を当てていきます。 コーラスエフェクターが程よく効いたギターカッティング,煌びやかなシンセサイザー,あっさりめのボーカルが優しく包み込むメロディー。どこをとってもcitypopの要素に満ち溢れています。各種のサウンドエフェクトやサンプリングと現代に合うように程よくアップデートしているのも素晴らしい一曲です。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP 59
Nulbarich Guess Who? より NEW ERA
今日も現代のcitypopでございます。英語のような発音の日本語の歌詞と他に類を見ないほど響きが素晴らしい演奏が魅力です。大量の良質なpopsやR&B聴き込んできたことが容易に想像できるほど音楽的技術の引き出しが多いこともこの一曲からわかるほどです。是非お聞きください。

HOW TO ENJOY CITYPOP 22
暮らしとcitypop
音楽は昔から人々の生活に根ざしてきました。これはcitypopも例外ではありません。都会的なサウンド,世界観に人々はひかれて聞いているのだと思います。都会特有の喧騒の吐口になっていたりむしろ都会の憧れの現れとして接している人もいるかもしれません。自分の生活,ライフスタイルとどのように音楽が関わっているのかを考えるのもまた一興。立派な楽しみ方の一つであるかと思います。

TODAYS CITYPOP 60
tofubeats 水星 より 水星feat.オノマトペ大臣
2010年代のアンダーグラウンドネット音楽シーンにおいて欠かすことのできない一曲,それが水星です。シンセサイザーで奏でられる主旋律とボーカルエフェクターを駆使した無機質なボーカルとラップ。都会の閉塞感や若者の抱える憂鬱を的確に表現した歌詞。どれをとっても往年のcitypop,特に渋谷系の影響が見られます。ポスト「今夜はブギー・バック」と呼んでも差し支えない名曲であると私は思います。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP 61
Skirt 20/20 より 視界良好
現代におけるcitypopのギターカッティングといったらこの曲です。冒頭から粘りのあるリズムのギターカッティングがクセになります。裏拍でリズムを取った上質なバンドサウンドを堪能できるのもまた大きな魅力であると思っています。度々私は曲の響きについて言及することが多いのですが,今回も響きは聞き逃せません。全体として密度の濃い音であるように感じます。濃厚な音とでも言いましょうか,とにかく音が中心に向かって集約されています。是非お聞きください。

HOW TO ENJOY CITYPOP 23
citypopとネット文化
以前も言いましたが,citypopはネット文化と密接な関係があります。日本のアニメを切り合わせた映像に載せてcitypopを流す動画が海外で人気になったことによって流行ったという経緯があります。このようにネットを介して流行する音楽は多々ありますが,ことcitypopは資本主義,商業主義に対するアンチテーゼに端を発するムーブメントであるという意味があります。このようにその音楽や文化の流行り方にも意味があるのです。

TODAYS CITYPOP 62
サカナクション 834.194 より 忘れられないの
ベースの響きとギターのメロディーがまさにcitypopサウンドど真ん中の一曲です。シンセサイザーの音色もどこか80sを思わせるものがあります。当時のサウンドを徹底的にリバイバルした一曲と言っても過言ではありません。是非お聞きください。

HOW TO ENJOY CITYPOP23
Citypopとノスタルジー
昨今のcitypopブームの大きな原動力の一つとしてノスタルジーがあると私は考えます。もっと言うとcitypop全盛期を知らない世代が抱くノスタルジーです。ノスタルジーと言っても単純に過去を懐かしむものとは違います。1973年から1989年にかけての日本をある種理想化して憧れていると言った方が正しいかも知れません。時代を外から俯瞰することで見てくる当時の輝かしい雰囲気を今の日本や世界と対照化して際立つ魅力が今のリスナーに響いているのではないかと思っています。

TODAYS CITYPOP 63
七尾旅人 billion voices より Rollin`Rollin`
ドラムのビートがクセになる一曲です。メインヴォーカルパーとラップがしっかりと分かれておりどこか今夜はブギーバックを彷彿とさせます。夜景を見ながら聞けばもう言うことなしと言えるchillなナンバーではないでしょうか。是非聞いてみてください。

TODAYS CITYPOP64
EPO VITMINE E・P・O より VITAMINE E・P・O
Citypopを語る上で忘れてはならないミュージシャン,それがepoです。sugar babeのsongsをカバーしたことでcitypopサウンドが多くの人に届けたと言うのは大きな功績だと思います。さて,この曲はシンセサイザーやギターが色彩豊かに鳴り響いていて,わかりやすいthe citypopサウンドを奏でています。1980年代の日本の活気が音作りにも現れているかと思います。是非お聞きください。

TODAYS CITYPOP65
山下達郎 spakle より Love talkin (honey it`s you)
Blackmusic感が堪らない,discoナンバーがこの曲です。ベースといい,ドラムといい,ギターといい,全てにおいてグルーブがしっかりと出ています。体を動かさずに聴く方が難しいとすら感じるほどです。まさに名人芸とでも言いましょうか,とにかく完成度が高いの一言に尽きます。グルーブを感じたい人は必聴です。

HOW TO ENJOY CITYPOP 24
音楽シーンから捉えるcitypop
音楽は流行り廃りがかなり早いペースで起こります。その大まかな流れの中でターニングポイントとなる曲を中心に聞いていくと自分の中でロードマップが作成されていきます。そうすることによって俯瞰的にも近視的にも曲も流行り,つまり傾向を掴むことができます。その傾向に沿って自分のプレイリストを作ってみてはいかがですか。

TODAYS CITYPOP66
Original love LOVE! LOVE!&LOVE! より DEEP FRENCH KISS
シンセサイザーの煌びやかな響きといいドラムのリズムといいcitypopの王道をゆくこの曲ですが,田島貴男さんの艶やかなボーカルによっていやらしさが全くない大人なサウンドに仕上がっています。ギターの音色もシンセサイザーの音色も夜の雰囲気が出ていて分かりやすいcitypopだと思います。

HOW TO ENJOY CITYPOP25
温故知新なcitypop
Citypopは基本的に土台として洋楽のpopsの影響が色濃いです。R&B,soul,funkもかなり影響を及ぼしています。いずれにせよ良質なoldiesを自分達流に解釈,研究,して独自進化した音楽がcitypopなのです。海外からウケている一因にガラパゴス化したサウンドメイクも含まれているほどです。citypopをより深く楽しみたい方は古い洋楽にまで手を伸ばしてみてはいかがでしょう。まさに古きを学び新しきを知ると言った精神で‥

TODAYS CITYPOP67
KIRINJI 3 より エイリアンズ
現代のcitypopを語る上で外せないミュージシャンとしてキリンジを挙げることに意義を唱える人はいないでしょう。そんなキリンジの大名曲といえばエイリアンズでしょう。アコースティックギターの繊細なメロディーと綺麗なファルセットボイスが癖になります。繊細な情景描写と綺麗な響き,これぞ正にcitypopです。

HOW TO ENJOY CITYPOP26
記憶とcitypop